膀胱炎は治療完了後も再発がありえるのか

膀胱炎は一度なったからと言って、二度と再発しないものではありません。
むしろ、膀胱炎はどちらかと言えば再発しやすい病気として知名度が高いと言っても過言ではありません。
特に膀胱炎は女性がなりやすい病気として有名なので、女性で膀胱炎になった人、再発を繰り返している人は珍しくありません。

再発を防ぐためには、食生活や生活リズムを見直す必要があります。
菌が侵入しないように清潔を保つことも大切ですが、疲労やストレスによって免疫力が低下することで、普段は何ともない菌も悪影響を受けやすくなるのです。
他にも水分の摂取量が減ってしまい、体内の菌を排出する機会が少なくなると再発をしやすいと言われています。
女性の場合は生理時にナプキンをこまめに取り換えることも膀胱炎の対策もひとつになっています。

膀胱炎の治療を進めても、なかなか症状が収まらない場合は再度診察をしましょう。
一般的な膀胱炎は急性膀胱炎ですが、中には細菌感染が原因ではない間質性膀胱炎もあります。
細菌が原因ではない場合、抗菌薬を服用しても意味がないので治療方法を変えなければいけません。
間質性膀胱炎は粘膜の奥にある間質に炎症が進んでしまい、改善と悪化を繰り返して進行していきます。
以前、間質性膀胱炎になって、再発して膀胱炎になった人は、泌尿器科や内科ではなく、婦人科を受診した方が早期発見に繋がる可能性があります。

間質性膀胱炎の場合、細菌が原因のものと区別しづらいデメリットがあります。
そのため、発見に遅れる場合があるのです。
その結果、検査をしても異常無しと言われたり、心因性のものと言われることもあります。
膀胱炎の中でもあまり知られていないタイプのものであり、専門医師を受診しましょう。
婦人科は女性の悩みに特化した医師が揃っていて、女性は膀胱炎になりやすいことから専門知識を持った医師がいることが考えられます。
男性の場合は婦人科に通えないので、泌尿器科を受診しましょう。

女性の場合、トイレ使用時にビデを使う人も少なくありません。
しかし、ビデの使いすぎも膀胱炎の原因になりやすいので気をつけましょう。
清潔に保つためのビデも膀胱炎の原因になっていることを知らない人も少なくありません。
何気なく行っていることが膀胱炎を誘発していることもあるので、何が良くないのか、何をして大丈夫なのかをしっかり把握しておくことも大切です。
これらを注意することで、再発率もグッと下がる人がいます。