膀胱炎の痛み

膀胱炎の症状

女性がよく経験する膀胱炎ですが、どんな症状になるのでしょうか?
これになると排尿時に痛みが出る場合があります。
特徴的なのは尿を出し終えたあたりで痛むことです。
出始めに強い痛みが出るといったことはそれほどありません。
耐えられないほどの痛みではありませんが、沁みるような痛みだとよく言われ、日常的に続くと苦痛となる場合もあるでしょう。

このような排尿時の痛みのほか、頻尿や残尿感といった症状もあります。
頻尿とは尿に行く回数が増えるという症状です。
症状がひどいとついさっきもトイレに行ったばかりなのにまたトイレに行きたくなるといった状態になります。
そのようにしてトイレに頻繁に行っているのにスッキリしない、まだ尿が残っているように感じるという残尿感の症状が出ることもあります。

このような症状のほか、さらに下腹部の痛み、尿の混濁、血尿といったものも膀胱炎の疑いのある症状です。
実際に膀胱炎になってどのような症状が出るかは人によるのですが、場合によっては痛みをともなう場合もあることは知っておくといいでしょう。

膀胱炎はどうやって治すの?

痛みをともなうなど不快な症状が現れる膀胱炎ですが、これの治療法はもちろんあります。
病院を受診すると治療のための薬を処方されます。
多くの場合は飲み薬となりますから、用法用量通りに服用することで膀胱炎を治療できるのです。
このときに処方される薬は抗生剤となるのが一般的です。
抗生剤とは細菌を殺す薬のことで、細菌が原因となっている病気に有効な治療薬となります。

膀胱炎は膀胱が細菌に感染することで起こる病気です。
女性は体の構造のせいで膀胱に細菌が入り込みやすいため、膀胱炎も起きやすくなっています。
疲労やストレスなどで体の抵抗力が落ちていたり、尿の我慢により細菌が繁殖しやすい状態が長時間続いたりすることで膀胱炎になりやすくなるのです。
具体的にどのような原因だったにせよ、膀胱炎が起きた場合は細菌が膀胱で増殖している可能性が高いため、その治療薬としては細菌に効く抗生剤が一般的です。

膀胱炎治療のポイント

膀胱炎のために病院を受診して抗生剤を出してもらったら、用法用量を守って飲みきることを意識してください。
処方された日数分の抗生剤を飲みきる前に膀胱炎の症状が治まることもあるかもしれません。
そのときに途中で薬を飲むのをやめないでください。
途中でやめてしまうと膀胱炎が治りきらず、しばらくすると再発することもあります。
処方された薬は必ず飲みきってください。