膀胱炎が女性に多い理由とは

膀胱炎は男性も患う病気ですが、男女の比率で見た場合圧倒的に女性の方が多い病気です。
女性は必ず経験すると言っても過言ではない病気と言われていて、実際に経験した人、何度も再発を繰り返している人もいるのではないでしょうか。
しかし、なぜ膀胱炎は女性に多いのでしょう。
その事実には理由があったのです。

膀胱炎が女性に多い理由、それは身体の構造が深く関係しています。
女性は男性と比べて、尿道が短く、肛門や膣が尿道口の近くにあるので細菌感染をしやすいのです。
男性は尿道口が15cm前後でありながら、女性は4cm前後です。
かなりの差があることが分かります。
尿道口の関係から、女性は細菌感染をしやすい身体の作りになっているため、膀胱炎になりやすいのです。
こればかりはどうしようもないため、女性が膀胱炎にならないように日常的に気を付けるしかありません。
特にナプキンやおりものシートはこまめに取り換えないと、ナプキンの上で繁殖した菌が侵入する可能性があります。

他にも、膀胱炎にならないための予防対策を積極的に行うしか方法はありません。
女性だけに限らず、職業によっては排尿を我慢してしまう人も少なくありません。
特に接客業や教育に関する職業は、休憩時間などもしっかり決まっているため、トイレに行きたくても行けないという人が多いのです。
なるべくトイレに行けるようにすること、これも膀胱炎にならないための方法のひとつです。
排尿を我慢してしまうと、その中で細菌が増殖してしまい炎症を起こすからです。
他にも、性感染症のクラミジアも膀胱炎の原因になることが分かっています。

女性が膀胱炎になりやすいのは、身体の構造上のことなので改善は出来ません。
だからこそ、膀胱炎にならないために普段から気をつける必要があるのです。
女性はなりやすいせいか、膀胱炎の再発率も高い傾向にあります。
これは、しっかりと細菌を身体から消し去っていない場合も考えられるので、治療は最後まで行うことが大事です。

確かに女性は膀胱炎になりやすい身体の作りをしていますが、対策をすることで膀胱炎のリスクを軽減することも可能です。
むしろ、なりやすいからこそ気を付ける人も多いのではないでしょうか。
女性は膀胱炎の予防や対策方法をしっかり知識を学んでから実践していきましょう。
膀胱炎になりやすいからと言って、必ずなってしまうわけではありません。
努力次第で、膀胱炎を遠ざけることは可能なのです。