泌尿器科への通院

膀胱炎で通院は必要?

膀胱炎かなと思う症状が出ている場合、泌尿器科などを受診することになりますが、通院が必要になる場合もあります。
なぜ通院が必要なのかというと、一回の薬の処方ですぐに病気が治るとは限らないためです。
膀胱炎の症状で泌尿器科などを最初に受診したとき、尿検査など必要な検査を行って膀胱炎かどうかの診断が行われます。
初診ですぐに診断が出て抗生物質を処方されることもありますが、菌の種類を正確に調べる検査の結果を待ってからの治療開始となる場合もあります。
治療開始までに通院が必要になる場合もありますから注意してください。
そして治療開始となり、抗生物質が処方されたあとも通院が必要になる場合があります。
抗生物質が必ず効くとは限らないためです。

この薬はどんな種類の菌にも必ず効くのではなく、薬の種類ごとに効く細菌と、効かない細菌とがあるのです。
増殖している細菌の種類と、処方された抗生物質の種類とがかみ合っていない場合、膀胱炎の原因となっている細菌を除去できず、症状が治らないのです。
また、最近では薬の種類は合っているものの、抗生物質が効かないというケースも出てきています。
細菌が薬に抵抗力をつけている、いわゆる耐性菌が現れ始めており、適切な抗生物質を処方されているものの、効果が薄いというケースもないわけではありません。
このように病院で薬を出されれば必ず効くというものではないため、膀胱炎の診察を受けた泌尿器科には少し通院が必要な場合もあるのです。
また、完治したかを確かめるために再度の受診を指示されることもありますから、ある程度の通院は想定しておきましょう。

通院しやすい泌尿器科を選ぼう

膀胱炎を診てもらう泌尿器科にはある程度の通院が必要な可能性もありますから、利用しやすい泌尿器科を選ぶといいです。
単純にアクセスがいい病院がよければ、駅の近くにある病院などおすすめです。
東京など各エリアの主要駅のすぐ近くに膀胱炎を診られる泌尿器科が見つかることも比較的多いです。
そのような駅近の泌尿器科を選ぶと、多少の通院が必要になっても通いやすく、負担も軽くなります。
泌尿器科は男性の病院というイメージがあり、女性は行きづらいと思うなら、複数の診察科に対応できる病院の泌尿器科を選ぶという方法もあります。
初診でも利用しやすい中小の個人病院にも、複数の診察科に対応できる病院があります。
そちらの泌尿器科を使えば、そちらに通院しているだけでは何科を利用しているのかわかりにくくなり、女性でも気軽に利用できるでしょう。