膀胱炎は痛みも伴う病気。

排尿時に痛みを伴うことが多い

膀胱炎になった場合、痛みを伴うことがあります。

どのようなときに痛みが出るのかというと、排尿時に出るのが一般的です。

特に朝は膀胱に尿がたくさん溜まっていることが多く、より痛みが強く出る人もいます。

もし昼間や夜に用を足したときには痛みを感じなくても、朝起きたときに痛みを伴っていた場合には、膀胱炎を疑った方がよいでしょう。


膀胱炎は他の部分の炎症とは違い、発熱することは少なくなっています。

もちろん全くないわけではないのですが、熱があるかどうかで判断するのはあまりおすすめはできません。

では、排尿時の痛み以外でどのように膀胱炎であるのかを見分けるのかというと、残尿感や血尿でも見分けることができます。

ただし、残尿はある程度の年齢になれば普通に発生することも多いので、若い人や今まで全く残尿がなかった人に限られると言えるでしょう。

それに対して血尿がある場合には、膀胱炎である可能性も高いですし、他の部分の病気である可能性もあるので、すぐ医療機関を受診するべきです。

特に血尿と排尿時の痛みの両方がある場合には、膀胱炎である可能性が高いと言えるでしょう。

下腹部が痛くなることもある

膀胱炎の人が感じる痛みの多くは、排尿時となっています。

しかし、排尿時以外でも下腹部に痛みを感じる場合や、不快感がある場合には、膀胱炎の可能性があります。

中でも間質性膀胱炎の人は、より下腹部に強い痛みを感じることもあるので注意しないといけません。

間質性膀胱炎というのは、膀胱が硬化してしまうことによって、膀胱が正常に膨らまなくなる病気です。

他の膀胱炎と同じように、排尿時に痛みを感じることはもとより、頻尿になってトイレに行く回数が急激に増えるのも特徴です。

男性よりも女性の方がかかりやすい病気でもあり、膀胱炎の中では最も治療が長引いてしまうことが多いと言えるでしょう。

膀胱炎の種類によっては危険な場合も多い

間質性膀胱炎以外にも、複雑性膀胱炎や出血性膀胱炎などの種類があり、出血性膀胱炎は名前の通りに血尿が混じることが多い病気です。

残尿感や頻尿という定番の症状も出ますが、膀胱炎の中では早く治る可能性の高い種類になります。

もう1つの複雑性膀胱炎は、一般的な膀胱炎以外にも別の病気にかかっており、他の病気が原因で膀胱炎を発症することを言います。

かかっている病気によって治療の日数も変わってくるので、場合によっては長期の治療が必要になりますし、再発しやすいので注意が必要です。