無理をしないことが最大の予防方法
膀胱炎の特徴として、排尿をするときに痛みを生じることがあります。
そのため、つい尿を我慢してしまう人もいるでしょうが、これは逆効果です。
仕事が忙しくてトイレに行く暇がないこともあるでしょうが、無理に我慢するのが膀胱炎を発症してしまう理由の1でもあります。
尿意が出たらできるだけ早い段階でトイレに行き、しっかりと排尿しておくことが1番の予防方法です。
特に朝起きたときには尿が大量に溜まっていることが多いので、すぐに排出するのが望ましいと言えるでしょう。
しかし、大量に溜まっている尿を排出する場合、出し切るまでに時間もかかりますし、勢いよく出るのでより痛みが強く出ることもあるのです。
中には寝る前は症状があまり出なかったけれど、朝起きて用を足したら痛みが強くなっていたということもあります。
このような事態を避けたいのであれば、少しでも排尿時に違和感が現れたら、医療機関を受診することが大切です。
膀胱炎の場合には泌尿器科を受診するようになりますが、大きな病院では泌尿器科がないことは滅多にありません。
しかし、小さなクリニックしか近くにない場合には、泌尿器科が設けられていないケースもあるので、このようなときには内科を受診するようになります。
どうしても恥ずかしいという思いが先行してしまい、それほど強い症状が出ていない場合には病院へ行かない人も多いでしょう。
そうすると排尿時には毎回辛い思いをする、朝だけは特に辛くなることもあるので、恥ずかしがらずにきちんと医療機関へ行き、改善しておくことが重要なのです。
朝の排尿で膀胱炎に気が付く人もいる
膀胱炎は人によって症状の重さが異なります。
それほど強い症状が出ない人もいれば、比較的強い症状が出る人もいるのですが、朝になって初めて膀胱炎ではないかと気が付く人もいるのです。
なぜなら前項でも少し触れていますが、朝は膀胱に大量の尿が溜まっていて、一気に排出されることが多いため、そのときに強い痛みが出ることもあるからです。
中には尿に血液が混ざっていることで気が付くこともあるのですが、この血尿も朝に出やすくなっています。
朝だけ辛い症状が出て、普段はそれほど強く症状が出ないこともあるので、もし昼間や夜はあまり痛みや血尿がない状態でも、朝に症状が出るようであれば、念のために泌尿器科へ行くべきでしょう。
早期にきちんと治療をすれば、3日程度で改善されることも多いので、決して無理をしてはいけません。